日常臨床で鉛筆やボールペンの筆記道具を持つ機会が本当に少なくなりました。

デジタル化が進み、カルテやレセプト記録は勿論、X線や診療機具においても多くのものが電子制御により行われています。

Dentsply Sirona社製、X-スマート IQ

上の画像は、根管治療(歯の根の中にある神経の管の治療)に使う機具の動作を制御するタブレット用のアプリです。
幾つかの種類がある切削器具の回転数やトルクを制御することができ、患者さん毎に使用する機具の記録ができます。
たいへん便利なんですが、タブレットの画面を指で操作することから、診療中の使用は感染対策上、ナーバスになる点でもあります。
昨年のコロナ渦で問題となったクラスターに院内のタブレットからの感染がありました。

クリニックでは、診療中の歯科医師と補助を務めるスタッフ以外の者が脇で操作することで感染リスクへの対応を行っています。
ただ、治療中、ちょっとした操作の見直しをしたい場合などは、その都度、手を止めてスタッフに操作を指示するので、ビミョーにストレスを感じるのは否めません。

このタブレット、患者さまの説明にもよく使用しますが(利用時にはグローブをはずし)、治療の最中にも説明補助の際にも使用したいような場面に多々遭遇します。

これらのようなことを解決するには、ホログラムでタブレットの画面を映し出し操作できたら楽だろうと幾度となく思っていました。

そんなわけで、非接触型のデジタルタブレットを作りました!

ホログラムで画面を出して操作できる!

なんて、願望を込めた動画を作りました(すみませんフェイクです)。

当クリニックのインスタにアップしたものですが、これを見た患者さんの一人はホンモノと勘違いされていて大変、恐縮しています。
どうもすみません。

っというわけで、
是非とも
デジタル機器製作メーカーさまには、
このような非接触型のデジタル化を開発、推進してください。