新型コロナウイルス感染症拡大防止のため出されていた外出自粛要請が解除されておよそ2週間、クリニックのある紙屋町周辺の人、車の往来も戻りつつある。
ただ、コロナ渦前の様子から比べれば、6〜7割といった状況。


先週末から、クリニックの方へも来院の自粛をされていた患者さんがお見えになることが多くなった。
主に予防、歯周病治療後のメンテナンスをされていた患者さんである。
全ての患者さんというわけではないものの、来院自粛をされていた間に歯肉の不調(違和感や腫脹感)を自覚されたり、お口の中を拝見するとセルフクリーニングの難しい部位で軽い炎症所見を認めるといったことが多かった。
皆様、自粛中、コロナ感染への不安、日常生活の変化、行動リズムが変わったことへのストレス等を口にされていた。

『口は全身状態を写す鏡』

日頃からよく説明に使う言葉ではあるものの、説得力をもった文言として感じられる1週間であった。